80年以上の歴史と、
受け継がれる想い

岐阜県出身の祖父は、「一番おいしい牛肉を扱いたい」という志を持って、最高品質の牛肉を求めていました。そこで出会ったのが、マルタケ日野牧場を経営するマルタケ西川さん。以来、ブランド牛を一頭買いに近い形で仕入れることで、リーズナブルな価格で提供できるよう工夫を続けています。
戦後の困窮した時代に「苦しんだ人々においしいものを食べさせたい」という信念で食堂を開いた祖父。その揺るぎない想いは、レストランを経て、現在の肉屋へと受け継がれてきました。昔ながらの商店街や肉屋が減る現在、この多摩地区で地域に根ざした「特別な肉屋」として、これからもおいしいお肉とお惣菜を届けていきます。

お客様の“いつものお店”であり続けるために
「うちの近くに、こんな素敵なお店があるんだよ!」
そんなふうに、地域の人がちょっと自慢したくなるような「街の名物」をつくりたいですね。
お肉屋さんは、ただお肉を売る場所じゃなく、地域の人たちが集まる温かい場所だと思っています。うちのお肉を囲んで、家族で食卓を囲んだり、友達と一緒に楽しんだり… そんなひと時のお手伝いができたら、うれしいです。
定番の近江牛はもちろん、カニクリームコロッケやアジフライ、さらには地元のしらたきや蜂蜜までそろう——。「神谷に来るとワクワクする!」と言われるお肉屋さんとして、多摩地区の魅力をもっと盛り上げていきたいと思っています。
神谷精肉店の歩み
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昭和13年(1938)
港区 神谷町
飲食店開業
(現社長(5代目)原 慎一郎の祖父母) -
昭和25年(1950)
港区 田村町(新橋)
飲食店・精肉店開業 -
昭和37年(1962)
府中市・中河原駅前
精肉店・レストラン&宴会場開業 -
昭和39年(1964)
多摩市関戸4丁目(川崎街道沿い)
精肉店・レストラン&宴会場開業(5階建て) -
昭和63年(1988)
現在の場所(多摩市関戸4丁目)
精肉店・レストラン(4階建て) -
令和5年(2023)3月21日
立て替え工事の為、レストラン閉店
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令和5年(2023)5月
小山商店さん隣(多摩市関戸5丁目)
精肉店 仮店舗営業開始 -
令和6年(2024)9月
元の場所(多摩市関戸4丁目)
神谷精肉店リニューアル オープン
地元とともに歩む、
神谷精肉店
地域の病院や保育園へのお肉の提供は、1988年に現在の場所へ移転した頃から続いています。
また、地域のお祭りやイベントでは、屋台で唐揚げやビーフストロガノフ、メンチカツなどを販売しています。1日に1,000個以上売れることもあり、多くの方に親しまれています。
最近では、小学生たちが校外授業の一環で「地域のお店」として、当店を選んでもらえることもあります。そんな流れで地域の中で「神谷」の名前が挙がるのは、本当に喜ばしいことです。これからも、子どもから高齢者まで、世代を超えて愛さ続けるお店を目指していきます!